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遺産分割協議は10年経つとできなくなる?新しいルールについて解説

相続が発生すると、被相続人の相続財産は法定相続分での共有状態となります。 一般的には、被相続人の遺言書が無い場合、相続人間で話し合い、誰がどの財産を取得するのかを決めます。 このことを遺産分割協議と言います。 令和5年の民法改正では、この遺産分割協議のルールが変更されました。どのように変更されたのでしょうか。 今までの遺産分割 相続人が具体的相続分での遺産分割を求めることは、時的制限がなく、長時間放置をしていても具体的相続分を求める相続人には不利益がありませんでした。 具体的相続分とは、特別受益や寄与分を ...

相続登記の義務化と相続人申告登記について

相続登記というと、戸籍をたくさん集めたり、必要書類が多そうだったり手間がかかるイメージが大きいかと思います。 そんな相続登記ですが、令和6年4月1日から義務化されます。 相続登記の義務化にあたり、簡易な手続きでその義務を履行できるようになりました。 それが相続人申告登記です。 相続登記の義務化とは 相続登記の義務化とは令和6年4月1日から始まる新制度です。 相続により不動産を取得したことを知った相続人に対し、3年以内の相続登記が義務付けられることになりました。 遺言書で遺贈を受けた受贈者も同様に登記が義務 ...

所有権保存登記とは?

不動産登記には様々な種類の登記がありますが、所有権保存登記とはどのような登記のことを指すのでしょうか。 新たに建物が建てられると、新たに登記簿が作成され、建物の表示登記がされます。表示登記とはその建物の面積や構造など不動産の状況を示す登記です。建物の表示登記がなされた段階では、権利に関する項目はなにもありません。 所有権保存登記とは、権利に関する部分(権利部)に新たに所有権の権利を登記することです。 つまり建物を建てたとき、新築の建物・マンションを購入したときは、自らの権利を保全するために所有権保存登記を ...

はじめまして。小藤・森川司法書士事務所です。

はじめまして。 小藤・森川司法書士事務所です。 2023年11月に設立いたします。 こちらのコラムでは先行して登記に役立つ情報や実務での経験をお伝えします。 どうぞよろしくお願いいたします。